この記事のまとめ

作業環境測定を実施

作業環境測定とは

作業環境測定とは、作業環境に焦点を絞り、空気環境や作業環境の実態を把握するために実施される、「サンプリングおよび分析」の事を言います。

労働安全衛生法(安衛法)では、労働者の健康のために作業環境の測定や評価を行い、その結果に基づいて的確な作業環境に改善するための濃度が定められており、作業環境測定方法に基づき、国家資格を持った作業環境測定士が行います。

詳しくはこちら→公益社団法人 日本作業環境測定協会

塩素ガス濃度の作業環境

作業環境測定対象物質の管理濃度・許容濃度等一覧

参照:作業環境測定対象物質の管理濃度・許容濃度等一覧

労働安全衛生法で定められている、塩素ガス濃度は0.5ppmです。

除菌水ジーアは、微酸性次亜塩素酸水ですので基本的には塩素ガスは発生しませんが、安全性を確認するために実施しました。

作業環境測定を実施

検査詳細

作業環境は塩素ガスを検知する、検知管を用いて行います。

測定箇所については、下記のプランで実施しました。

作業環境測定マップ

まずは除菌水ジーアを噴霧し、空間に充満させます。

作業環境測定の準備を行います

噴霧口から1m離れた場所での測定。

作業環境測定を実施

噴霧をし続けるが、塩素を感知する検知菅は反応なし。

最小メモリ0.5ppm未満となる

もっとも濃度が濃いと考えられる、噴霧口から20cmの箇所を測定。

噴霧口から20cmのところも測定

通常、この場所で常時吸入することは考えづらいですが、測定することに。

噴霧口から20cmで測定

作業環境測定士の方も、全然反応しませんね。

とのこと。

念のため、有効塩素濃度測定を行うと…。

有効塩素濃度測定

しっかりと変色し、60ppm前後は反応しています。

つまり、除菌水ジーアは60ppmの有効塩素濃度はキープしつつ、有害な塩素ガスは発生しないことが実証されました。

NITEおよび経済産業省や厚生労働省が、次亜塩素酸水の噴霧について注意喚起されるのには、強酸性次亜塩素酸水などpHによって有害な塩素ガスが発生するからかもしれません。

次亜塩素酸水について、この辺りの発表もなく、次亜塩素酸水の噴霧として一括りで発表されたため、次亜塩素酸水の空間噴霧は危険との誤った認識が広がったのだろうと推測します。

作業環境測定結果について

いかがでしたか?

今回は、「除菌水ジーアの安全性試験を実施!作業環境測定士による作業環境測定の結果を公表」について解説しました。

次亜塩素酸水の空間噴霧について経済産業省やNITEにおいては、安全性やその是非について見解を示されておりませんでしたが、今回作業環境測定を実施し、労働安全衛生法で定められた空気中の塩素濃度基準(0.5ppm)を下回るものとなりました。

この結果を受け、弊社としては安心して使用できるものと考えており、さらには次亜塩素酸水の普及に貢献できたのではないかと考えております。

詳細な検査結果は、下記レポートをクリックすると閲覧いただけます。

作業環境測定結果