アルコール除菌シートは、外出先やレジャーのお供として使用し、パソコンや携帯などの手がよく触れるところで除菌を目的に活躍しています。

そして近日、アルコール除菌シートはウイルスに効果があるとして商品が手薄になるほどにまでなりました。

除菌シートを使ったから除菌できたと思って安心されている方も多いと思いますが、除菌シートを使ったからと言って、手指衛生(手洗い)をしたことに比べると除菌減退にはなりません。

また、殺菌性には期待できず、除菌を目的としているため意図が違います。

殺菌するには、手指衛生の後に消毒液を刷り込ませた手指消毒が効果的です。

アルコール除菌シートについて

アルコール除菌シートのメリット

  • 小包装になっているものが多いので、清潔に保つことができます。
  • 1枚1枚好きなだけ使えます。
  • シートが分厚いので破れにくいです。
  • 防腐剤が含まれているので衛生的で長持ちします。
  • 場所をとらずバックに入れて持ち運びができます。
  • 水を使えない場所で言えば、パソコンや携帯・車の内装やドアノブなどにも使用することができます。

ノンアルコールシートの違い

アルコール除菌シートは文字の通りアルコールが含まれているのですぐに蒸発して乾燥しやすく、手に触れると手の油分まで取り切ってしまう性質があります。

そのため、アルコールシートを使って手が荒れたという方を多く見受けます。

手荒れには、ハンドクリームなどで後から保湿してあげるか炊事用手袋を着用して使用する必要があります。

パソコンやテーブルなどの物に対しては効果が発揮できると思います。

一方、ノンアルコールは肌に優しく蒸発せず乾きにくい性質を持っています。

保湿効果には乏しいですが、手に馴染みやすく赤ちゃんの口・手・おしりふきとしても使うこともあるようです。

加えて、双方に言えることですがシート自体は水に解けないので水洗トイレに流すと詰まる原因になります。

使用後に表面のシールをしっかり密閉しておかないと蒸発して、ただのペーパーになってしまい効果が無くなります。

アルコール除菌シートに含まれている除菌効濃度

アルコール除菌シートと名目では言いますが、実際にアルコール除菌シートに含有しているのはエタノールという成分です。

エタノールはアルコールの成分の一部です。

このエタノールは70〜80%含有していないと効果が発揮されません。ドラッグストアなどで購入しているアルコールシートはほぼ70〜80%以下のものを販売されているのではないでしょうか?

ウイルスのアルコールへの抵抗性には強度があり、ものによっては効果発揮されにくい商品があります。

エタノールの殺菌効果

エタノールの殺菌効果は40%から急激に現れ始め、70%で最大効果を発揮します。

70%となれば高濃度のエタノールになります。ハンドジェルタイプは聞きますが、アルコール除菌シートとしてほぼ販売されていないでしょう。

40%の低濃度としても作用時間を延長させれば効果が発揮できると花王の研究センターは記しています。

ただし、30%で30分程度、20%で数時間とのことなので、市販で売られているアルコールシートには限界があるかと思います。

ただ、高濃度エタノールだからと言って殺菌効果が著しいと思われがちですが、気化しやすく引火の原因となり火災につながることがあります。

こちらは消毒エタノール60%以上でリスクがあると消防庁で発表されています。

消毒用エタノール60%以上をお持ちの方は取扱に十分気をつけてくださいね。

ベンザルコニウム塩化物って聞いたことがありますか?

こちらもアルコール除菌シートと同じようにベンザルコニウム含有の商品が店頭に並んでいます。

こちらは、単独使用ができないため水やエタノールに溶け込みやすく消毒用エタノールと調合されている場合が多いそうです。

芽胞(細菌の中でも最も強い膜や複数の構造からなるもの)のない一般的な細菌やカビ類といった真菌類に対して殺菌作用を発揮します。しかし、結核菌やウイルスに対して殺菌効果は期待できません。

その病原微生物(細菌・ウイルス・カビ・寄生虫の総称)に対して殺菌効果があるため、“除菌”という表現ではなく“消毒”という表現で少々割高に販売されていることが多いようです。

アルコール除菌シートや消毒シートではウイルス対策ができていないの?

アルコール除菌シートや消毒シートでは効能がないとは言い切れません。

一般的に水が使えないところで使用し、病原微生物を除菌したり殺菌したりするほか衛生面を考えると使用し意識することが大切だと思います。

ここで、一般的な病原微生物に対してももちろんですが、ウイルスにも効果があるという“ジーア”なら空間除菌ができます。

ジーアは次亜塩素酸水で作られているので、エタノールやベンザルコニウム塩化物よりもウイルスに対しての効果が高く、ダブル除菌・殺菌でさらに効能がUPしますので、目の行き届きにくい場所までも効果を発揮してくれます。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「アルコール除菌シートでウイルス対策は効果なし?拭き取り除菌について解説」について解説させていただきました。

除菌・消毒シートはあくまで補助的な道具として考えてもらったほうがいいでしょう。

まずは手指衛生が基本なので除菌シートに頼らず効果的な手洗いができるといいですね。

そして、細菌やウイルスを取り除くことがメインなのでエタノールがどれだけ含有しているのか手持ちの除菌シートを確認して見てください。

今後も、正しく衛生管理をしていきたいですね。