共用パソコンを使用するとき、キーボードやマウスの除菌って行なっていますか?

意外と忘れがちなのが、共用パソコンの除菌です。

でも電化製品って、水に弱いって聞くしなかなかウイルス対策をするのが難しいものです。

そこで今回は、共用パソコンを使用するときに知っておきたいウイルス対策の方法について解説していきます。

この記事のまとめ

共用パソコンこそ除菌が必要

キーボード・マウスの除菌方法

パソコンの除菌をする際に大切なこと。

それはまずはパソコン本体の主電源を切ることです。

さらに電源プラグやACアダプタをコンセントから抜きましょう。

また、プリンターなどの周辺機器の電源を切りパソコン本体から取り外してください。

キーボードやマウスの隙間は、どうしても皮脂がたまり細かいチリなどがこびりつきます。

メンテナンスが行き届きにくい隙間は、乾いた柔らかい布またはマイクロファイバークロスなどで拭き取ることや、キーボード専用のクリーニングジェルでキーボード全体に転がすように広げてチリを一気に搦めとり細部にホコリがたまらない様にしましょう。

またはエアダスターで一気に吹き飛ばして落とすのもいいでしょう。

汚れがひどい場合は、水または水で薄めた中性洗剤(食器用洗剤などで構いません)を使用し、それらを含ませた布を固く絞って拭き取ってください。

この時、内部に水分が入らないように十分に注意してください。

それから70%イソプロピルアルコールやクロロックス含有の除菌シートで吹き上げると良いでしょう。

キーボードやマウスには防水加工がされていない事がほとんどなのでできる限り湿気を避けて細かい部分までしっかり水分を取り除く事が望ましいです。

シンナーやベンジンなどは要注意!

また、シンナーやベンジンなど揮発性の強いものや化学繊維を含む布巾は使用を避けてください。

ふき取る際にキートップに引っかかり破損する原因となりますので、柔らかい布で1つずつゆっくりと引っかからないように拭き取ってください。
加えて、キートップを取り外さないでください。破損の原因になります。

液晶ディスプレイの除菌方法

意外と忘れがちなのが液晶ディスプレイの除菌です。

最近のパソコンのモニターは、タッチパネル対応のものも増えてきているので、液晶ディスプレイも不衛生になりがちです。

そんな液晶ディスプレイの除菌には、つめや指輪などで傷を付けないように注意しながら、マイクロファイバークロスもしくは乾いた柔らかい布かメガネ拭き等を使用するようにしましょう。

液晶ディスプレイは水や中性洗剤を使用して拭かないようにしましょう。

液晶ディスプレイの表面を固いものでこすったり、強く押しつけると液晶ディスプレイが破損するおそれがありますので丁寧に取り扱いましょう。

また、液晶ディスプレイの背面を手で支えながら行うようにしましょう。

パソコン本体が倒れるおそれがあります。

市販のOAクリーナーなどを使用する場合は、成分や使用方法を確認のうえ、ディスプレイに直接吹き付けず、乾いた布に吹き付けてから汚れを拭いてくようにしましょう。

化学繊維を含む布巾や市販のクリーナーを使うと、成分によっては画面表面のコーティングを傷めるおそれがあります。

例えば、アルカリ性成分・界面活性剤・アルコール成分・シンナーやベンジンなどの揮発性の強いもの・研磨剤を含むものにおいては使用を控えるように言われています。

一般的な滅菌用の消毒薬はアルコール成分を含んだ商品が多く、これらを用いて製品の清掃を行った場合、製品が損傷したり動作異常が発生したりする可能性があります。

塩素系については内部製品が腐食する可能性があるそうです。そのため、消毒薬の散布や塗布、消毒薬による拭き取りは向いていません。

製品の利用前後に手を消毒する事が大前提です。

万一、アルコール消毒が原因で製品の損傷や動作異常が発生した場合、部品交換など修理にかかる費用については実費負担になりますので正しく取り扱うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「共用パソコンって清潔?不潔?知っておきたいパソコンの正しい除菌方法とウイルス対策とは」について解説しました。

共用パソコンは、不特定多数の人が使用するため、どうしても不衛生になります。

使用前の除菌はもちろんのこと、次に使用される方の事も考えて、利用後はキチンんと除菌し次の人が気持ちよく利用できるようにしていきましょう。

<参考文献:WIRED>
<引用文献:apple.com>