ウイルス対策の関心が広がるにつれ、いろんなアイテムが気になる方が多いですよね。

だからと言って、ただ購入するだけでは意味がありません。

そこで今回は、現役の看護師さんに協力いただき、家庭で簡単にできるウイルス対策について教えていただきました。

医療現場でも、重要とされる手洗い(手指衛生)について解説していきます。

この記事のまとめ

手洗いは感染予防に効果的!医療現場でも怠らない手指衛生について解説

まずは感染予防に手洗いの基本をマスターしましょう

医療関係者なら手洗いは怠りません。

だからと言ってただ手を洗うだけでは効果がありません。

ウイルスは目に見えないので、手洗いだけで本当に洗い流せているのか気になりますよね?

見えない所に潜んでいるウイルスや菌は、手洗いだけで感染を防ぐことができると言われています。

しかし、身近にできる手洗いも面倒だとか時間がないと言ってないがしろにしている人はとても多くいらっしゃいます。

この手洗いをおろそかにすると感染が感染を生み出し、恐ろしい事態を引き起こす要因になりかねません。

本当にしっかりと手洗いが出来ていますか?

今一度、ご自身の手指衛生がしっかり行なえているか見直してみましょう!

「手洗い」のことを医療現場では、「手指衛生」と呼んでいます。

厚生労働省から、とても分かりやすい手洗いの方法が紹介されています。

手洗い

《参照:厚生労働省・手洗い

石鹸や泡でとりあえず洗い流せばいいやと思いがちの手洗いですが、もちろん流水で洗い流すことには変わりありまでせんが、効果的な手洗いをしないと意味がありません。

手の洗い方って誰もができることですが、医療関係者でさえも効果的な手洗いを毎回指導されたり研修を行なう上で任務に当たっています。

やり方としては標準的な洗い方と同じです。

それでもなお、手指にわざと菌を付着させて手指衛生を行なったとしても幾分か雑菌は残っている状態です。私たちは手で色んな所に触れており目に見えない菌をたくさん抱えているのです。

効果的な手指衛生をしないと自身が感染してしまい、他者に感染させる媒介者となる恐れがあります。

手指衛生の基本とは

手洗いは泡がおすすめ

洗剤は泡タイプと液体タイプだとどっちがいいの?

手指衛生の基本的な手洗いをしておけばどちらでもいいと思います。

私は手指に浸透しやすい泡タイプをよく好んで使っていました。

泡タイプなら液だれしにくく、泡が手指に密着し指先や指間、手の隅々までまんべんなく浸けやすいからです。

1回量が少なくて経済的なので魅力的だと思います。

また、液体なら流水で水分を含ませた上で泡を作らないと効果はありませんし、泡より量の調整が難しくすすぐ時に洗剤が流れきれず流し終えるのに時間がかかってしまいます。

ただ、液体より泡の方が少し割高で販売されていることが多いようです。

手指衛生に合わせて知っておきたい

手指衛生に付け加えて行なってもらいたいのが手指消毒。

こちらもダブルで行うことでより効果的に感染防止策が行えます。

手指消毒において、現在は市販でも販売されているアルコールタイプやエタノール成分の配合されたタイプがあり、液体や綿花で手指に擦り込むことで滅菌効果が期待されます。

しかし、こちらもただ付けたらいいという話ではなく、手指衛生同様にやり方があります。

手指に擦り込ませるやり方を実践しないと万遍なく擦りこめないので効果が半減してしまいます。

正しいやり方を見て実践出来るようになりましょう。

アルコールを使った手指消毒の基本

手指消毒の基本

アルコール消毒液は、液体タイプ?ジェルタイプのどっちがいいの?

アルコール消毒液は、手指消毒の基本さえしっかりと抑えておけばどちらでもいいと思います。

私は液体タイプが好きでした。

押し切り1プッシュをしっかり手のひらにとり満遍なく手指に刷り込みますが、この1プッシュって意外と量が多いです。

この1プッシュあたり3mlは必要だと言われています。

押し切り1プッシュは多いように見えますが、速乾性に優れており手には馴染みやすいのが特徴です。

ジェルタイプは皮膚の密着性が高くゆっくり浸透していくタイプなのでせっかちな私には合いませんでした。

アルコールし消毒にもデメリットもあります!それは手が荒れやすいこと

私は医療現場で手指消毒や手指衛生を守り20代の手のひらには見えないくらいカサカサしておりました。

これは仕方がない事だと諦めていましたが、ハンドクリームを自宅に帰って休む前にたっぷりと塗って保湿していました。

手指衛生や手指消毒をするとどうしても皮膚の皮脂を洗い流してしまうので保湿効果が乏しく潤いがなくなりカサカサの肌になってしまうのです。

アルコールによる手荒れ対策

就寝前にハンドクリームをたっぷりと塗る

ハンドクリームは、市販のもので問題ありません。

尿素タイプのものや、アロエ主体のものなどとても多くのハンドクリームがあります。

ハンドクリームは個人差があるので、是非ドラッグストア等でサンプルを使いながら、肌に合うタイプを選んでください。

食器洗いの時には手袋を着用する

食器用洗剤でも手荒れがすごかったので、洗剤全てにおいて手荒れしてしまうくらい手指の皮膚トラブルはつきものでした。

手袋も使い捨てなので汚れたら買い換えるくらいで気軽に使っています。

寒い冬の冷たい水でさえも手袋一枚でだいぶ違いますよ。

手のひらのマッサージ

手指の血行が良くないと新しい皮膚細胞を生み出してくれません。

手のひらを気持ちがいいくらい揉みほぐして血行を良くしています。

パートナーにしてもらうのも案外気持ちいいですよ。

流水はできるだけ真水で行う

流水をお湯にすると肌の潤いバリアを壊し肌荒れの原因とも言われています。

皮膚に水分が入り込みやすいですが逆に水分が蒸発して乾燥も早いのが特徴です。

私は朝の洗顔も手洗いも基本的には真水で行うようにしています。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、「感染予防には手洗いが基本!医療現場で重要視される手指衛生の方法とは」について紹介しました。

私たちの生活の一部になっている「手洗い」。当たり前すぎて意識していない方も多いかもしれませんが、手洗いこそもっとも効果的なウイルス対策です。

医療現場でも重要視されている手洗い(手指衛生)。

是非もう一度、ウイルス対策の基本・手洗いをしっかりと行いましょう。