次亜塩素酸水(電解酸性水)が注目され急速に普及しておりますが、次亜塩素酸水をペットや人が使用する際に注意頂きたい事があります。

それは、次亜塩素酸水は「医療品」ではないということ。

次亜塩素酸水は、高い除菌力がありますが、あくまで雑貨扱いになるので、「うがい」をしたり「手洗い」にご使用される方もいます。

これらの使用方法は「医療品」で無い事から「自己責任」となってしまいます。

こうした事から間違いが無いように、ペットや人が使用する際の注意しなければならない事をご説明させて頂きたいと思います。

この記事のまとめ

手洗い時の除菌目的で次亜塩素酸水(電解酸性水)を使用する

ウイルス話題で、都心部や地方にまで影響が及んでいますね。

こうした中で、除菌用ウエットティッシュや除菌石鹸などがドラッグストア各店舗で欠品し、供給が追いついていない状況です。

その為、一部のテレビやインターネットの情報で次亜塩素酸水(電解酸性水)を「手洗い」や「うがい」に使用されるケースが増えておりますが、次亜塩素酸水を使用するに当たって、除菌力を最大限に活かす為には、注意しなければいけない点がいくつかありますので、ご紹介させて頂きたいと思います。

まず、次亜塩素酸水の効果を活かしたいのであれば、手を除菌する前に綺麗に洗いましょう。これは、次亜塩素酸水(電解酸性水)の反応を無駄にしない為です。

次亜塩素酸水は、ウイルスや臭いの元と反応する事で除菌・消臭されます。その為、仮に手が汚れていた場合には汚れと反応してしまい「ただの水」になりますので除菌能力が薄れる可能性があります。

こうした事を避ける為にも、次亜塩素酸水で手を除菌する場合には綺麗に洗ってから使用して下さい。次亜塩素酸水はあくまで除菌用途で使用し、洗浄用途では使用しないようにしましょう。

口腔ケアの為にうがい液として次亜塩素酸水(電解酸性水)を使用する

まず、口腔ケアの為にうがい液として次亜塩素酸水(電解酸性水)を口に含まれる場合は「医薬品」では無い為、「自己責任」となります。

一部の歯科医院では、口臭・虫歯・歯周病の予防目的で洗口剤として使用されています。この次亜塩素酸水はpHの低い強酸性の次亜塩素酸水が使用されています。この強酸性の次亜塩素酸水は生成装置から生成した直後のものでないとその性能が発揮できない為、ご家庭での使用は難しいとされています。

また、通信販売などで次亜塩素酸水でうがいをする事を勧める事自体が医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関係する法律(薬機法)に違反する可能性がありますから、こうした次亜塩素酸水でのうがいに関する情報については注意した方が良いと思います。

赤ちゃんの哺乳瓶の除菌に次亜塩素酸水を使用する

赤ちゃんの哺乳瓶の洗浄には大きく分けて3種類の方法があります。まず、「煮沸」「消毒液」「電子レンジスチーム」があります。しかし現在、インターネット上には次亜塩素酸水で消毒をするような書き込みが多数散見されます。

ここで気をつけて頂きたい事が、次亜塩素酸水で除菌される場合の注意事項です。

まず、次亜塩素酸水での洗浄はできません。これは次亜塩素酸水の反応によって哺乳瓶に汚れが付着している場合、汚れに次亜塩素酸水が反応しただの水に変わってしまうからです。

哺乳瓶は抵抗力の弱い赤ちゃんが一番口にするものなので綺麗に消毒したいと考えるのは当たり前ですが、汚れたままの哺乳瓶を次亜塩素酸水につけても除菌力は発揮されませんので、汚れを綺麗に洗浄した後、次亜塩素酸水で除菌される事をお勧め致します。

ペットに除菌用途として次亜塩素酸水を使用する

次亜塩素酸水をペットへ使用される場合がありますが、使用用途によっては注意が必要です。

使用用途として、ペットの居住空間の消臭目的、またはペットの餌皿などの除菌に関しては問題ありませんがペット用の飲み水など体内に取り込む様な使い方はやめておいた方が良いでしょう。

特に、ペット用としてネット通販で販売されている次亜塩素酸水の有効塩素濃度は200ppmでph6.0程度の製品が多く弱酸性です。ので有効塩素濃度で見るとややオーバースペックな傾向にあります。

こうしたオーバースペック気味の製品を使用しなくとも、有効塩素濃度60ppmの次亜塩素酸水を噴霧器を使用した空間除菌を行う事でペットの臭なども消臭する事が可能です。

また、オーバースペック気味の次亜塩素酸水を200ppmから50ppm程度まで希釈する事は可能ですが、希釈する事で有効塩素濃度が不安定となる可能性が御座いますので、初めから60ppm程度の有効塩素濃度の製品を選ばれる事をお勧め致します。

まとめ

次亜塩素酸水をペットや人が使用する際の注意点についてご紹介させて頂きました。

ご参考になりましたでしょうか?

次亜塩素酸水についての情報はインターネット上に沢山ありますが、注意して頂きたい事として有効塩素の濃度や使用用途があります。

今回ご紹介させて頂いた様な次亜塩素酸水の使用シーンであればジーアがご利用頂きやすいかと思いますので、気になる方はぜひ詳細をご覧ください。